奈辺悟

80点台の映画

陽暉楼|映画批評|あらすじ|スタッフ|キャスト|予告編・無料動画

1983年公開の日本映画。海外で公開された際のタイトルは"The Geisya"である。『鬼龍院花子の生涯』に次ぐ五社英雄・宮尾登美子コンビの二作目で、土佐の高知の花柳界を舞台に生きる女衒の父と芸妓となった娘との愛憎を描く。 陽暉楼(ようきろう) 映画批評・備忘録 陽暉楼(ようきろう)脚本:33点演技・演出:17点撮影・美術:18点編集:7点音響・音楽:7点合計82点  高知の伝説の遊郭、陽暉楼、この時代の映画を見ていると過疎りまくっている今の高知が嘘のように思えてきます。高知県には何度か足を運んでいますが、もはや名残というにはボロ屋敷、廃墟が立ち並んでいるという感じです。四国で遊ぶ...
70点台の映画

殺人拳2|映画批評|あらすじ|スタッフ|キャスト|予告編・無料動画

1974年公開の日本映画。『殺人拳シリーズ』の第二作。空手・拳法の達人で、非情なプロフェショナルである剣琢磨(つるぎたくま)の活躍を描いた第二弾。琢磨・志堅原楯城しけんばるたてき・政岡憲道は、千葉真一・石橋雅史・鈴木正文が前作から引き続き出演しており、ストーリーは繋がっている。琢磨の新しい相棒に市地洋子、コメディリリーフに山城新伍、新たな敵にクロード・ガニオンと田中浩が配役された。 殺人拳2 映画批評・備忘録 殺人拳2脚本:29点演技・演出:17点撮影・美術:15点編集:8点音響・音楽:8点合計77点 前作に比べて娯楽度が増し、分かりやすいアクション活劇になっています。独特の呼吸法と...
70点台の映画

仁義なき戦い 完結篇|映画批評|あらすじ|スタッフ|キャスト|予告編・無料動画

1974年公開の日本映画。『仁義なき戦いシリーズ』の最終作。広島抗争を描いたシリーズの完結篇であるが、実際は第四部『仁義なき戦い 頂上作戦』のラストで第二次広島抗争は終焉を迎えていたため、内容は第三次広島抗争を描いている。第四部まで続けてヒットしてきたため、東映は続編製作を構想するが、脚本を担当した笠原和夫は第四部で終了した事を主張し、執筆を拒否。そのため本作の脚本は東映で笠原とともに数々のヤクザ映画を担当してきた高田宏治が執筆している。1974年(昭和49年)の邦画配給収入ランキングの第8位となり、シリーズ最大のヒットを記録した。 仁義なき戦い 完結篇 映画批評・備忘録 仁義なき戦い...
80点台の映画

仁義なき戦い 代理戦争|映画批評|あらすじ|スタッフ|キャスト|予告編・無料動画

1973年公開の日本映画。『仁義なき戦いシリーズ』の第三弾。ヤクザ組織の抗争の中で展開する欲望と裏切り、そして凄惨な復讐のさまを描く。集団心理劇を描いた第一部から、情念の物語である第二部を経て、再び本作では集団心理劇が描かれた。その脚本の構成とダイナミックな演出は高い評価を得、1973年のキネマ旬報ベストテン第8位に選ばれた(第一部は2位に選出されている)。脚本を担当した笠原和夫は本作を「日本でも一、二位を争う群像劇になったと思う」と語っている。物語は第一部終了後の1960年(昭和35年)~1963年(昭和38年)を描いているため、厳密に言えば第一部の続編は第二部でなく本作の第三部である。...
90点台の映画

仁義なき戦い|映画批評|あらすじ|スタッフ|キャスト|予告編・無料動画

1973年公開の日本映画。やくざ同士の抗争を題材にしながら仲間を裏切り、裏切られることでしか生きられない若者たちが描かれている。本作では様式美をまったく無視して、殺伐とした暴力描写を展開させた点、ヤクザを現実的に暴力団としてとらえた点、手記→実話小説→脚本→映画という経緯、実在のヤクザの抗争を実録路線として、リアリティを追求した作品として新しい時代を築いた。本作はヤクザを主人公にしているが、優れた群集活劇でもあり、暗黒社会の一戦後史でもあり、青春映画であり、自己啓発としての側面もある。基本的に娯楽映画/エンターテイメントであるため、登場人物に感情移入させるためにもヤクザを魅力的な存在である...