笠智衆

ヒューマンドラマ

秋刀魚の味|老いと孤独という深刻なテーマを喜劇的に描いた、小津安二郎の遺作。

秋刀魚の味は、1962年公開の日本映画。娘の縁談がまとまり娘が嫁ぐ日、父は孤独な後ろ姿を見せるのだった。老いと孤独という深刻なテーマを喜劇的に描いた、偉大なる映像作家・小津安二郎の遺作。これまでに小津安二郎が一貫して描いてきた、妻に先立たれた初老の父親と婚期を迎えた娘との関わりが、娘を嫁がせた父親の「老い」と「孤独」というテーマと共に描かれている。また、笠智衆演じる父親と中村伸郎、北竜二演じる友人たちとの応酬が喜劇味を加えている。映画批評・あらすじ(ネタバレ)・スタッフ・キャスト・映画予告編・無料動画・配信情報。
コメディ

お早よう|わんぱく兄弟はテレビ欲しさに父親と大ゲンカ。小津安二郎監督の喜劇作家としての手腕が冴える傑作。

お早ようは、1959年公開の日本映画。子どもたちを主人公に、東京郊外の新興住宅地での隣近所の人間模様やテレビをめぐる家族のやり取りなど、庶民の日常をナンセンスで軽妙なユーモアで描く。映画批評・あらすじ(ネタバレ)・スタッフ・キャスト・映画予告編・無料動画・配信情報。
ヒューマンドラマ

東京物語|上京した年老いた両親とその家族たちの姿を通して、家族の絆、親と子、老いと死、人間の一生、それらを冷徹な視線で描く。

東京物語は、1953年公開の日本映画。上京した年老いた両親とその家族たちの姿を通して、家族の絆、親と子、老いと死、人間の一生、それらを冷徹な視線で描いた作品である。映画批評・あらすじ(ネタバレ)・スタッフ・キャスト・映画予告編・無料動画・配信情報。
ヒューマンドラマ

キネマの天地|戦前の松竹映画を支えた蒲田撮影所から、ひとりの少女がスターとしてはばたいていく……

キネマの天地は、1986年公開の日本映画。松竹が撮影所を大船に移転する直前の昭和8、9年の蒲田撮影所を舞台に、映画作りに情熱を燃やす人々の人生を描く。脚本は井上ひさし、山田太一、朝間義隆、山田洋次が共同執筆。浅草の映画館の売り子からスター女優になる主役の「田中小春」役を藤谷美和子が降板したため、役モデルと同様に新人の有森也実が抜擢されて話題になった。映画批評・あらすじ(ネタバレ)・スタッフ・キャスト・映画予告編・無料動画・配信情報。
コメディ

お葬式|厳粛な儀式であった葬儀を取り上げた作品で、初めて出す葬式に右往左往する家族と周囲の人びとの姿をコミカルに描く。

お葬式は、1984年公開の日本映画。厳粛な儀式であった葬儀を取り上げた作品で、初めて出す葬式に右往左往する家族と周囲の人びとの姿をコミカルに描き、暗いタイトルにもかかわらず作中には笑いが溢れるギャップが大きな話題を呼んだ。そのタイトルだけでメジャー映画会社はどこも配給を断った。公開当初は不謹慎な題材を扱っていたとして期待されなかったが、予想を覆すヒットを記録。