リチャード・ジョーダン

リチャード・ジョーダン

リチャード・ジョーダン(Richard Jordan、1937年7月19日 – 1993年8月30日)は、アメリカ合衆国ニューヨーク市出身の俳優。

舞台やミュージカルなどを経て映画界入りし、当初はロバート・ミッチャムらの弟分的存在として脇を固めていた。1960年代から本格的に映画に出演。TVでは刑事ドラマやギャングムービー、西部劇を中心に存在感を広めた。1974年の『ザ・ヤクザ』での頼りない青年役、続く『2300年未来への旅』での敵役、『インテリア』の堕落してゆく作家役など様々な難しい役柄をこなし、名バイプレーヤーとしての地位を確立した。大型TVドラマ『レ・ミゼラブル』では一転して主人公を演じアンソニー・パーキンスと渡り合い、ラブロマンス『オールド・ボーイフレンズ』などにも出演した。

その後、1980年代に入ると渋みを増して、頼もしい協力者的な役柄や、権力を横暴に振りかざす悪役を得意とした。1990年代はコミカルな作品でも個性を発揮したが、1993年、脳腫瘍により他界した。代表作に『摩天楼はバラ色に』、『タイムボンバー』などがある。