ライアン・フィリップ

ライアン・フィリップ

ライアン・フィリップ(Ryan Phillippe、1974年9月10日 – )は、アメリカ合衆国の俳優。フィリップと表記されるが、正確な発音はフィラピー(fill-uh-pee)が最も近い。

本名はマシュー・ライアン・フィラピー(Matthew Ryan Phillippe)。デラウェア州ニューキャッスル出身。父親のリチャードはデュポン社に勤務する科学技術者、母親のスーザンは自宅で託児所を経営。フランス系の血を引く。テコンドーで黒帯を持っている。

隣人の勧めでかねてから俳優の仕事に興味を持っていた17歳のときに、床屋で偶然居合わせたキャスティング・エイジェントにスカウトされたことをきっかけにニューヨークに渡る。下積みを経て1992年にソープ・オペラ『One Life to Live』のゲイの少年役[注 1]でデビュー。

1995年に『クリムゾン・タイド』で映画デビュー。1996年公開の『白い嵐』で注目され、1997年公開の『ザ・タブー/暴かれた衝撃』(日本劇場未公開)とホラー映画『ラストサマー』に主演し、後者の作品で知られるようになる。1999年公開の主演映画『クルーエル・インテンションズ』のヒットにより、セクシーなキャラクターイメージを確固たるものとし、ティーンエイジャーを中心にアイドル的人気を集めた。

2005年に公開されたアカデミー作品賞受賞作品『クラッシュ』以降は、誠実で実直なキャラクターを演じることが多くなっている。

ブレッキン・メイヤー、セス・グリーンと共にプロダクション・カンパニーを持っている。

2010年4月17日にはバラエティ番組『サタデー・ナイト・ライブ』にホスト(司会者)として出演し、コントにも出演した。

2014年の映画『チェーン』で監督デビューし、自ら製作、共同脚本、主演を務めた。