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着信アリ2|「遊ぼ。」 “死の予告電話”事件も遠い記憶となった1年後、保育士の奥寺杏子が”死の予告電話”の着信を受ける。

着信アリ2
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着信アリ2は、2005年公開の日本映画。『着信アリ』の続編。今回は主演にミムラ、共演に吉沢悠、そして瀬戸朝香を迎え、監督には数々の人気テレビドラマの演出を手掛け、本作が待望のメジャー映画デビューとなる塚本連平を擁し、その恐怖はきっとまた世界を震撼させていくことだろう。 いま、新たな恐怖が始まる-。。。。

着信アリ2 映画批評・評価・考察

着信アリ2

脚本:20点
演技・演出:14点
撮影・美術:14点
編集:7点
音響・音楽:7点
合計62点

 前作の謎解きとなる続編なのですが、かなりこじつけ感が漂っている作品です。それは前作もそうだったので、その謎解きとなればさらなるこじつけが必要になるのは仕方ないとは思います。ホラーの空気を楽しむ映画だと思えば、前作よりもドキドキ感があったように思えます。映画の途中途中に、ん?ん?ん?ってなることが多々あるんですが、みんな忘れてしまいましょう。そしてクライマックスであああ!って驚いてみましょう。
今作もそれなりに面白かったですよ。それなりに。

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着信アリ2 あらすじ

前作から約1年後の話である。自分を助けた山下弘(堤真一)を殺害した中村由美(柴咲コウ)は精神鑑定の結果、不起訴になり精神科に措置入院させられた。しかし彼女は本宮勇作(石橋蓮司)を殺害後失踪し、今は行方知れずである。

一年も経っているにもかかわらず未だに、水沼美々子が関与したと思われる着信に寄る死亡事件は続いていたが口の中から赤黒い飴玉が出ず、代わりに胃の中から台湾産の微量の石炭が発見されたり、携帯も持っていない人が犠牲になったりするなど少しずつ変化を見せていた。そんな中、保育士の奥寺杏子(ミムラ)のまわりでも、死の予告電話によって犠牲者が続出する。やはり1年前の呪いはまだ終わってはいなかったのだ。そして杏子自身にも死の予告が着信される。

大きく取り乱すも杏子は恋人の桜井尚人(吉沢悠)と死の予告電話の真相を追うジャーナリストの野添孝子(瀬戸朝香)とともに死の呪いの元凶に迫った。孝子は死の予告電話の元凶とされる水沼美々子について調べ上げた。美々子は望まれて産まれてきた子ではなく、母親のマリエと実の父親の間に、性的虐待によって産まれてきた子だということが分かった。そして一連の事件のルーツは台湾にあると知り、台湾まで行くことになった。死の予告を受けた杏子自身も、台湾に向かう。

台湾でも日本と同様のあの死の着信事件が多発していて孝子の元婚約者である弁護士のチェン・ユーティンの助けを借り、ルーツを探る3人。そこで杏子たちは呪われた村から、唯一生還した盲目の老婆ガオ・スウメイからリー・リィーという少女に関する、80年前に起こった悲惨な事件の驚愕の事実を知ることになる。

着信アリ2 スタッフ

監督:塚本連平
脚本:大良美波子
製作:黒井和男
音楽:遠藤浩二
撮影:喜久村徳章
編集:上野聡一
配給:東宝

着信アリ2 キャスト

奥寺杏子:ミムラ
「さくら保育園」に勤務するチャイルドセラピストを目指す保育士。着信アリ2 のヒロイン。内山まどかの死体を確認した場で長い髪の少女(美々子かリー・リィー)に会う。その直後 2月11日21時10分の予告メールを受ける。一連の事件が台湾に関係がありそうだということを聞き、恋人の桜井尚人や野添孝子とともに台湾に渡る。リリィが封じられた炭坑に乗り込みリリィに会ったが尚人の機転により救われ、炭坑から無事に生還することができた。その後、病院で二人の台湾の刑事に不可解な質問を聞かれる。尚人と生まれ変わってもまた一緒になろうと約束した。

桜井尚人:吉沢悠
カメラマンを目指し世界を放浪する若者。恋人である杏子との結婚を考えている。「山平居」で働いていた所に、主人のジェンフォンの謎の死に遭遇する。その後、野添孝子などを通して1年前に起こった死の予告電話について知り、事件に巻き込まれていく。杏子の元に予告電話がかかり助けようと台湾に渡る。リリィの封じ込められた炭坑を爆薬で崩すなどの活躍を見せるが、杏子の死亡予定時刻が近付いたときに携帯電話を持っていなかったジェンフォンの死の謎に気付く。杏子の死亡を知らせる電話が鳴ったとき、代わりに尚人が電話を受け取り内容を聞いたことで杏子の身代わりとしてリリィに殺されて、連れて行かれた。その後、孝子と共に死体で発見される。 映画版では炭鉱を崩すシーンはなく、炭鉱から脱出した先の電波塔の下で杏子の身代わりになる。その際に電話から聞こえた「生まれ変わっても一緒になろう」という約束を杏子と交わす。リー・リィに連れて行かれた後、警察が遺体を発見する。

野添孝子:瀬戸朝香
死の予告電話の謎を追うジャーナリスト。 23年前の夏、彼女が6歳の頃 2つ下の妹、順子(映画では双子の妹、真理子)と神社で遊んでいたとき、社務所で鳴り出した電話を妹に無理矢理取らせるが、なぜか恐怖を感じた孝子は妹をおいてその場から逃げ出してしまう。順子は行方不明となり後に川で死体が見つかる。それ以来その事件の責任を背負い続けていた。死の予告電話を執念深く追い続けている。また、父親は孝子だけを虐待していた。台湾にいる元婚約者(映画では別居中の夫)のユーティンと連絡を取り合い、奥寺杏子や桜井尚人をサポートし、炭坑に乗り込み美々子に会って気を失った。気がつくと、腕時計は19時11分で停止、辺りに果物ナイフが落ちていた。やはりユーティンの事が心配になった孝子はユーティンの部屋まで引き返したものの、浴槽でユーティンの遺体を見つけた。そのときユーティンのビデオテープを見て、彼を襲う自分自身の姿を目の当たりにし、自分がユーティンを殺したことを知る。さらに炭鉱内ですでに自身が美々子に殺されていたことも知る(その時点で美々子と共鳴してしまい新たな殺人鬼になった可能性がある)。物語の最後に口から赤黒い飴玉を取り出し、不気味な笑みを浮かべた。映画版では炭鉱で気を失っている際に幼い真理子を助ける夢を見ており、気がついた後はユーティンのことが心配になり彼の部屋まで引き返す。その途中、本宮刑事から由美が美々子と共鳴した旨の電話を受ける。ユーティンの部屋にたどり着き、時間を迎えても彼が無事であることから真理子が守ってくれたと安堵し、生還した杏子の病室で彼女を労わるが、日本からかかってきた電話で本宮刑事が昨日亡くなっている事実を知り、不安になってユーティンの部屋に戻る。部屋にあるビデオテープで先刻自分が引き返してきた際の真実を知り、浴槽でユーティンの遺体を発見、携帯の着信履歴と止まった腕時計の時間から自分は17時55分に炭鉱内で死んでいたことを思い出す。その後、口から赤い飴玉を取り出し、不気味な笑みを浮かべながらそれを捨てる。

陳雨亭(チェンユーティン):ピーター・ホー
台湾の弁護士。妻の孝子とは別居して2年になる(原作では元婚約者)。2月11日19時57分の予告電話を受けるが、直前まで隠し続けた。死の予告電話について調査していた友人のデータを解析し杏子達をサポートする。死の予告電話を解決に導くために、自分の死ぬ時の記録をビデオテープに残した。予告時間と同時に何者かに果物ナイフで刺され死亡。しかし、ビデオカメラの映像を見ると殺害したのはリー・リィーではなく美々子と共鳴してしまった孝子だった。

高淑梅(ガオ・スウメイ):小林トシ江
鬼口村に住む老婆。呪われた村の唯一の生存者で、リリィ(映画版ではリー・リィー)が生きていた頃の友達。80年前、リリィが死んだ後に届いた死を予告する手紙を読むことを拒み、両目を箸で突き刺して潰したことで難を逃れる。そのため目が一部凹んでいて灰色の目をしている。台湾での死の予告電話の発端やリリィについて杏子達に詳しく教える。日本語がしゃべれる。

水沼サチエ:鰐淵晴子
水沼マリエの母で美々子の祖母。訪ねてきた孝子に美々子の生い立ちや様子を聞かせ、元夫チャン・ウェイの居場所を教える。

王健峰(ワンジェンフォン):大久保運

王美鳳(ワンメイフォン):シャドウ・リュウ
新宿で「山平居」(サンピンジュ)という台湾料理屋をやっている父娘。2月7日、メイフォンが不在のときに鳴った彼女の携帯電話に、ジェンフォンが出てしまう。電話の内容はメイフォンの声や悲鳴、高温の油のはぜる音だったが、電話が切れた直後にメイフォン本人が現れ、その奇妙な電話の話はうやむやになる。その夜、メイフォンではなくジェンフォン自身がその電話の内容通りに熱した油の入った鍋をひっくり返し揚げられて死んでしまう。ジェンフォンは携帯電話も持っておらず、一連の事件とのつながりはないかに思われたが、かかってきた死の予告電話を別の人が取ると電話を取った人が身代わりに死ぬという例だった。このとき、彼の口の中にはあの赤黒い飴玉がなかったが、代わりに台湾産の微量の石炭が胃の中から発見される。

中村幸子:今井久美子
中村由美の母親。由美が小さな頃は虐待していた。夫とはかなり仲が悪かった(後に離婚した)ようで、その腹いせとして幼少の由美を虐待していた模様。浜松市にあった家は由美が逮捕された夜に炎上したが、幸子の遺体などは見つからず行方不明のままだった。取材に来た野添孝子によって中村家の墓石の下で死後4か月経過した幸子の遺体が発見された。衰弱死で墓石の下で数週間生きていたと見られる。不思議なことに死体の握っていた携帯電話は電池切れしていなかった。さらに長年の雨によって風化して墓石が軽くなっていたのにもかかわらず、脱出しようとしなかった。映画版では由美の回想に登場するだけで、安否は定かではない。

内山まどか:ちすん智順
「さくら保育園」に勤務する保育士。奥寺杏子と桜井尚人の関係をはやし立てるような行動もしばしば。原作では、2月8日18:01に予告された。奥寺杏子とテレビ電話で通話中に杏子がまどかの後ろにうごめく何かに気づくが、まどかは気づかないまま、自宅のバスルームで体を携帯を折りたたんだような状態(正確には立った状態で腰の骨を骨折し、上半身と下半身の中心で折り畳まれたような状態)で死亡。

チャン・ウェイ:天現寺竜
水沼マリエの父親で美々子の祖父(原作では実父)。原作では娘のマリエをレイプし妊娠させてしまう。映画版ではマリエをレイプしていた男を殺してしまい逮捕される。水沼サチエによると事件後頭がおかしくなり「女の子が自分を殺しにくる」と怯えていたらしい。出所後、母国の台湾に帰国した。孝子が彼に会いに家を訪ねたが既に死亡しており、遺体は携帯電話をにぎりしめてミイラ化していた。映画版では、7月18日18:01に予告された。死に方や日時は原作とほぼ同じ。

着信アリ2 予告編・無料動画


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