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着信アリ| 来る。 3日後の自分からの着信。 残されたメッセージは死の予告。 あなたの携帯にも「死」が届く。

着信アリ
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着信アリは、2003年公開の日本映画。現代社会の必需品ともいえる携帯電話を題材にしており、死の予告電話がかかってきた人物がその予告通りに死を遂げるストーリー。米国では2008年1月4日には『ワン・ミス・コール』 (One Missed Call) というタイトルでハリウッドリメイク版が公開され、日本では2008年7月19日に角川による配給で公開された。

着信アリ 映画批評・評価・考察

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着信アリ

脚本:20点
演技・演出:13点
撮影・美術:15点
編集:8点
音響・音楽:8点
合計64点

 ガラケー全盛期のリアルタイムで見た人と、最近見た人では評価が大きく変わる作品だと思います。ストーリーよりも演出を重視したところがあり、テレビ中継中に惨劇が起こるというのはかなり度肝を抜かれました。惨殺される役の吹石一恵が福山雅治と結婚するとは当時は想像でもできなかったです。みんなそうだよね。

ストーリーは、ハッと思いつたんでしょうね。携帯で呪いの連鎖みたいな感じどうよ。みたいな軽いノリで作ってそうです。だから携帯、飴玉、喘息用の吸引器の音の意味合いが重要かと思いきや直接的な呪いとは関係ないんです。後付けで考えたように思えます。

繰り返し見たいホラーではありませんが、時代が変わってもけっこう面白い映画だとは思います。

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着信アリ あらすじ

女子大生・中村由美(柴咲コウ)の友人でもある岡崎陽子や河合ケンジが、謎の死の予告電話によって次々と不可解な死亡を遂げていく。その死の予告電話の内容は、なぜか未来からの発信時刻で来ており、死ぬ瞬間の声や映像、画像が送られてきてその未来の時刻に差し掛かったとき、その通りに死んでしまうのである。

新たに死の予告電話を受けた小学校からの幼馴染みの友人・小西なつみ(吹石一恵)を救うため、由美は謎の男・山下弘(堤真一)の協力を得て事件の真相を追うが、彼女も今までと同様に予告通りにテレビの生放送中に悲惨な死を遂げてしまう。そしてその直後、遂に由美自身が「死の予告電話」を受けてしまう。

山下は取り乱す由美を励ましつつ彼女を救うために、事件の真相を懸命に追い続けた。その結果、呪いの元凶は水沼マリエという女性ではないかとの疑いが強くなっていった。彼女は娘二人を何度も病院に運び看病することで、良い母親を演じることに快感を得る代理ミュンヒハウゼン症候群という精神病を患っていたのではないかということから、この疑いが浮上した。

一方、由美も独自の調査を続け、移転前の旧加賀美病院があることを新加賀美病院から聞き出す。そして、ついにその呪いの元凶があるとされる旧加賀美病院を見つけた二人は、その真相を確かめるため、漆黒の闇に包まれた廃病院へと乗り込んでいく。

着信アリ スタッフ

監督:三池崇史
脚本:大良美波子
製作:黒井和男
音楽:遠藤浩二
主題歌:柴咲コウ「いくつかの空」
撮影:山本英夫
編集:島村泰司
配給:東宝

着信アリ キャスト

中村由美:柴咲コウ,山田さくや(子供時代)
どこにでもいそうな普通の女子大生。『着信アリ』のヒロイン。後に第二の美々子とも言われる。その名の通り物語の終わりに差し掛かったところで殺人鬼に豹変する。幼い頃、母親から虐待を受けていた。守ってくれていた祖母が首を吊り、その現場を母親に障子の穴から無理矢理見せられたときに受けたショックから、覗き穴恐怖症となる。なつみ曰く、小学校の理科の実験の時顕微鏡の穴を覗くことができず、泣きじゃくったことがある。母親とは高校を卒業して家を出て以来、一度も会ってない。携帯の着メロが苦手でいつもバイブレータに設定している。友人や知人が次々に変死を遂げていた頃、葬儀屋に勤めていた山下弘に出会い、ともに死の予告電話の謎を解明していく。小学校の頃からの友人の小西なつみを救うために奔走したが間に合わず、小西なつみの首が落ちた直後に携帯電話が鳴り8月7日20時26分の予告を受ける。山下弘に何度も励まされつつ、調査を続け旧加賀見病院に乗り込み水沼毬江の遺体を見つける。ゾンビと化して襲ってくる水沼マリエを受け止め、かつて自分を虐待していた母親に接するように従順な姿勢を見せたところ、水沼毬恵の動きが止まり白骨化した。安心して山下と別れ家に帰り、シャワーを浴びた後、部屋の置時計の針がなぜか逆回転をし始める。ちょうど予告時間までに戻ったとき、水沼美々子に取り憑かれて殺人鬼に豹変し、山下が真実を知って彼女の家に来た所を果物ナイフで腹部を刺した。急所を外していたためこの時点では殺人未遂で終わったが、その後彼を旧加賀美病院にて殺した。

山下弘:堤真一
妹の律子の死亡に疑問を持ち、12年勤めた建築会社から葬儀屋に転職して独自の調査を行った。本宮と同じく、マスコミが嫌いである。中村由美に協力し、事件の核心に迫った。旧加賀見病院で水沼マリエを発見し事件を解決した後、水沼毬恵が残したと思われるビデオテープを夢の木学園で見て、事件の発端が水沼マリエではなく娘の水沼美々子であることを知る。急いで車を走らせ、中村由美の元に駆けつけたが、ときすでに遅く、美々子と共鳴して殺人鬼に豹変していた由美に果物ナイフで刺される。幸いにも刃は急所をはずしていたため、旧加賀美病院にて一命を取り留めるものの、意識を取り戻した8月10日に見舞いに来ていた由美にカミソリで喉を切られて死亡する。『着信アリ』ではこれから殺されることを示唆するシーンで終わり、彼の死は『着信アリ2』の回想シーンで知ることができる。

小西なつみ:吹石一恵
女子大生。8月3日深夜に携帯電話で画像が添付されたメールを受け取る。8月6日22時39分の着信になっており、画像は、なつみの顔とそれを両側から挟む青白い手の写真だった。時間が経過するにつれ徐々に手が首を回転する画像が送られてくる。この話をかぎつけたテレビ局が特番を組んで生放送を行い何も起きないことを証明しようとしたが、放送中、予定時刻に現れた手が写真の通りになつみの首を一回転させた上で引き千切られ死亡する。首は落ち、口の中から赤い飴が転がり出た。映画版では、由美の家で着信し、履歴に残っていた日時は4月23日22時39分。メールには、なつみの後ろに見知らぬ女が写っている画像が添付されていた。すぐに携帯を解約するが、他人の携帯になつみの名前で着信してしまう現象が起こった。着信履歴は同じく同時刻であった。天道が見えない力で飛ばされた後スタジオは大パニックになる。なつみは畳から出現した髪の毛に足をとられて座り込むと手の中には解約したはずの携帯があった。その後、美々子の呪いによって自らの腕で首を締め上げたあげく、引きちぎって絶命するという凄惨な最期を遂げた。河合健二の携帯のメモリーの中から選ばれて殺された。スタジオのカウンターがゼロになり、22時39分を示した直後に由美の携帯が着信。

岡崎陽子:永田杏奈
高校時代は土屋里奈の一つ上の先輩だった女子大生。河合ケンジの彼女(映画版では俊介という恋人がおり、ケンジに乗り換えようとしている)。7月26日、合コンの最中に自分の声と悲鳴の入った留守電を受け、合コンの参加者全員が内容を確認する。その着信時刻28日23時04分に、合コンの参加者の一人だった中村由美と電話していて同じ声と悲鳴を発して電車に轢かれ右手右足切断の上、無残に死亡(なつみによると即死ではなかったらしい)。葬式のときに遺体の口の中に赤い飴玉が発見される。土屋里奈の携帯のメモリーの中から選ばれて殺された。映画版では、4月16日の夜、居酒屋のトイレで着信を受ける。着信履歴の日時は、4月18日の23時04分であった。

土屋里奈:伊藤かな
スキューバダイビングのサークルに所属している女子大生。2004年7月16日に、誰かが溺れているような音の入った留守電を聞く。その留守電の着信日付23日10時47分、東伊豆の富戸海岸でダイビング中に何者かに足を引っ張られ、溺死する。陽子曰く、彼女のサークル仲間が引き上げたとき、死に顔がものすごい形相とのことである。

山下律子:竹花梓
世田谷区職員で臨床心理士。水沼毬恵の娘への虐待について加賀見病院から相談を受ける。1月15日に住んでいたアパートの部屋から出火。全身に重度の火傷を負いながらもなぜか意識があり、医者からは「奇跡」と言われたらしい。その後運ばれた病院で死亡。警察には自殺と断定される。使用していた携帯はドコモ P211iS(火事で焼け爛れていた)。突然の妹の死に、悲しみにくれる兄の弘が駆けつけた時になぜか焼け爛れた口の中に赤い飴玉が入っていた。彼女の死をきっかけに弘は事件の真相を追い始める。

河合ケンジ:井田篤
大学生。岡崎陽子とつきあっていたが、小西なつみに乗り換える。8月3日に予告を受け同日20時12分に鉄塔に登り、その送電線につかまり感電死する。映画版では、4月21日15時34分として着信する。また、岡崎陽子や小西なつみとの交際はない。由美に留守電を聞かせた直後に、エレベーターのドアの中に吸い込まれて(何者かの見えない手に引きずり込まれて)6階から転落死する(なぜか上昇中のカゴに着地せず真下まで転落した)。岡崎陽子の携帯のメモリーの中から選ばれて殺された。

藤枝一郎:松重豊
東西テレビのバラエティ班プロデューサー。かなりの長身で、胡散臭い感じの男である。小西なつみを取材し生放送を企画した。映画版では安否不明だが、原作では番組終了後、夜通しで事情聴取を受けた翌朝に誰に向かって言ったのか「ざまあみろ」と言いながら職場の窓から飛び降り自殺した。死の予告電話に踊らされた人物ではあるが、霊とは直接関係なく死んだ。

本宮勇作:石橋蓮司
世田谷署の刑事。誘拐された小学生の息子のことを、マスコミが神隠しとして報道したことが原因で息子が殺害される。以来マスコミとオカルト話が大嫌い。一連の事件を予告電話と結びつけ調査する山下弘を最初は疎ましく思っていたが山下の懸命さに打たれ、一転して協力するようになる。山下が刺された夜、自ら刺したという山下の主張を聞き入れ由美を逮捕しなかったことを後悔して、山下が由美に殺されてから何度も由美に面会し捜査を続けた。時折、性格が変わる由美や鏡に映る美々子の姿を確認し、由美を拳銃で撃つ決心をするが、逆に返り討ちに合い、頭部を撃たれて死亡する。

天道白水:花木薫
インチキ霊能者。テレビの生放送中に小西なつみの御祓いを行うが見えない力に突き飛ばされ(おそらく美々子の念力の力によるものとされる)、護摩壇の火が袈裟に移り全身が燃え上がり、大火傷を負う。しかし死亡するまでには至らなかった。DVD『着信アリ』の特典ディスクにて『着信アリ1.2』という題で白水のストーリーがあり、死の着信を受け、間もなくタライが頭部を直撃し死亡した。

水沼菜々子:清水聖波
毬恵の次女であり、姉の美々子とは異父姉妹。父親は毬恵の実の父親からの性的暴行で産まれた美々子とは違い、彼女が働いていたバーの客だったらしい。毬恵が失踪した後、養護施設「夢の木学園」に預けられた。美々子からの虐待が原因なのか話すことはできない(死の着信で死亡した被害者の口から出る飴玉と同じ飴玉を山下たちに見つけられた時、「早く良くなってね、ってお姉ちゃんがくれたの」と山下に語った)が、毬恵がビデオカメラで隠し撮りしていた美々子による虐待シーンを納めたビデオテープや、死の予告電話で死亡した遺体の口から落ちる飴玉と同じ飴玉を持っているなどして、一連の事件の謎を解く重要な鍵となった。その後の動向は不明であるが、現在も施設で暮らしている模様。

水沼マリエ:筒井真理子
美々子と菜々子の母親。当初、死の予告電話の重要人物と目された。16歳のときに実の父親から性的虐待によって美々子を身篭ってしまう(映画版では突然押入って来た男に強姦されて、身篭ったという設定に変更された)。しかし当時彼女は宗教にハマっていたらしく、「この子には何の罪もない」と言って美々子を堕児しなかったため、母親の浩子に家を追い出されてしまう(映画版では美々子を産む事を望んでいなかった)。その後、1人で美々子を出産した。その後に、働いていたバーで知り合った客との間の娘である菜々子を出産する。短期間のうちに娘の美々子と菜々子を何度も救急治療に運び込んでいたため、実の娘を虐待して病院に運び、看病して良い母親を演じる精神病(代理ミュンヒハウゼン症候群)にかかっていたのではないかと言われ、美々子の死後行方不明になり一連の事件の犯人と判断された。廃墟となっていた旧加賀見病院で中村由美を襲うが、由美が虐待されていた母親と重ねてひたすら謝ったことで戦闘意欲をなくし白骨化(成仏)する。しかし、菜々子が持っていた(ぬいぐるみに隠された)ビデオテープから、殺人鬼や呪いに関する疑いは晴れている。美々子による死の予告電話での最初の犠牲が毬恵で、美々子は彼女の携帯から他の携帯にアクセスしていた。

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