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えんとつ町のプペル|信じぬけ。信じて、信じて、世界を変えろ。原作キングコング西野亮廣著『えんとつ町のプペル』を映画化!

えんとつ町のプペル
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えんとつ町のプペルは、2020年公開の日本映画。原作キングコング西野亮廣著『えんとつ町のプペル』を映画化!原作者の西野が製作総指揮と脚本も兼任し、絵本では描かれなかった部分も描かれている。

えんとつ町のプペル 映画批評・評価・考察


えんとつ町のプペル

脚本:8点
演技・演出:10点
撮影・美術:17点
編集:2点
音響・音楽:7点
合計44点

今作品はレビューが賛否両論ならぬ極論なので実際どうなんだろうと思って見ました。ちなみに絵本は読んでません。友人も絶賛してる人が何人かいましたし、CM・予告編を見た感じだと面白そうでした。

アニメーションの技術的なところ以外、褒めるところがないというか最大の見所はそこかなぁ~と思います。今作品、サンプリング映画のアニメ版で、過去に映像化された作品をつなぎ合わせて塗り替えただけの印象は拭えません。また編集のツギハギ感はあの『デビルマン』を彷彿させるものでした。この映画を肯定するには、先入観があって脳内変換がプラスに働かない限り”つまらない”ストーリーだと思えます。

Amazonレビューで販売(DVD/ブルーレイ)の方のレビューが高くamazonプライム・ビデオの評価が著しく低いのは、物販の購入者は基本的に西野氏や絵本のファン層が大半なんじゃないかと個人的には思います。プライム・ビデオの層は、日常的に映画やアニメを見ている層で、意見も率直だと思いますのでこちらのレビューの方が参考になると思います。

正直、この映画を”狂ったように”絶賛していた友人らが心配になってきました。

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えんとつ町のプペル あらすじ(ネタバレ)

えんとつ町のプペル 相関図

舞台はえんとつだらけで煙に覆われた町。町の住人は煙の向こうに何があるのかを知らない。しかし、えんとつ掃除屋ルビッチだけは星の存在を信じていたのだった。そんなある日の夜、空から赤い塊がゴミ山に落ち、そこからゴミ人間が生まれた。ハロウィンの日にルビッチはゴミ人間に出会い、「ハロウィン・プペル」と名付け友達になる。ルビッチとプペルは意気投合、ルビッチはプペルに対し、煙の向こうには星があると信じていることを内密に打ち明ける。

ひょんなきっかけでプペルは星の存在を他の人に話してしまい、たちまち危険人物として異端審問官に追われる身に。プペルと共に行動しているルビッチも異端審問官のターゲットとなってしまう。とある夜、プペルの心臓が大きく動き出すと、海からボロボロになった巨大な船が現れる。この船は、ルビッチの今は亡き父親ブルーノが書いた紙芝居に描かれていた絵とよく似ている。

星の存在を信じていたために異端審問官に消されたブルーノの想いも引き継ぎ、ルビッチとプペルはこの船を使って星を見る旅に出ることを企てる。えんとつ掃除屋のボスであるダンの協力も得て異端審問官から逃げながらも、同じく星の存在を信じる鉱山泥棒スコップの力を借りて大量の無煙火薬を入手する。スコップは星の存在だけでなく、住人が外の世界を知ることを阻むために、町の政府や異端審問官がえんとつから出る煙で町を覆っている経緯も知っていて、その昔ブルーノとも星の存在や異端審問官の策略について語り合った過去をルビッチに打ち明ける。スコップによると、元々、えんとつ町は中央の銀行の経済支配を嫌った人々が、昔、あの巨大な船に乗って移住してきて築いた町で、当初は中央の目から逃れるため、えんとつを立てて煙を張っていたのだが、それが今や、政府が住人を外の世界を知らせず閉じ込めるように成り下がったのだという。


ルビッチとプペルはたくさんの風船に大量の無煙火薬をくくりつけて船に積載。熱気球の要領で浮かぶ船の出発準備に入る。星を見に行くために実際に行動を起こしていたルビッチの説得により、これまで星の話を信じなかった多数の住人もルビッチを応援するようになり、船の出発を阻む異端審問官らを住人総出で制圧。住人の協力と犠牲のもと、船は無事に出発し、煙に包まれた空に向かって上がっていく。

一難ありつつも、空を塞ぐ煙の周辺で計画通りに無煙火薬を爆発させることに成功。爆風により煙は晴れ、まばゆくキラキラした空がそこには広がっている。ルビッチは、空や星の存在を明らかにするという夢を叶える。

「頑張ったなチビ」。ルビッチの隣にはプペルに成り代わったブルーノの姿が浮かぶ。プペルの脳はルビッチが失くしてゴミ山に流れ着いた、ブルーノの形見のブレスレットだった。次の瞬間、「ルビッチまたね」そう言ってポロポロと崩れていくプペル。崩れたプペルから赤い塊・心臓が浮かび上がり飛び去ると、それはまばゆく輝く星になった。

えんとつ町のプペル スタッフ

製作総指揮・原作・脚本:西野亮廣
監督:廣田裕介
OP主題歌:HYDE『HALLOWEEN PARTY -プペル Ver.-』(Virgin Music)
ED主題歌:ロザリーナ『えんとつ町のプペル』(ソニー・ミュージックレーベルズ)
演出:大森祐紀
アニメーション監督:佐野雄太
キャラクターデザイン:福島敦子
キャラクター監督:今中千亜季
美術設定:佐藤央一
美術ボード:西田稔
美術監督:秋本賢一郎
色彩設計:野尻裕子江上柚布子
CGI監督:中島隆紀
編集:廣瀬清志
音響監督:笠松広司
アニメプロデューサー:長谷川舜
音楽:小島裕規坂東祐大
プロデューサー:北橋悠佑福山亮一田中栄子
配給:東宝吉本興業
アニメーション制作:STUDIO 4℃
製作:吉本興業

えんとつ町のプペル キャスト

プペル:窪田正孝
ルビッチ:芦田愛菜
ブルーノ:立川志の輔
ローラ:小池栄子
スコップ:藤森慎吾
レベッカ:諸星すみれ
ドロシー:本泉莉奈
ダン:國村隼
アイパッチ:山内圭哉
スーさん:飯尾和樹(ずん)
アントニオ:伊藤沙莉
デニス:大平祥生(JO1)
レター15世:野間口徹
トシアキ:宮根誠司
町人A:梶原雄太

えんとつ町のプペル 予告編・無料動画


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